なんとなくお腹の調子がすっきりしない日が続いていました。張っているような感じがしたり、急にゴロゴロ鳴ったり、時には理由もなく便秘と下痢を繰り返したり…。体調そのものは悪くないのに、なんだか気になる。

そんな時、SNSでちらっと見かけたのが「低FODMAP食」というワードでした。聞き慣れない言葉だけど、なぜか妙に引っかかって。調べてみると、どうやら私みたいに「なんとなくお腹の不調がある人」に向いている食事法らしい。

ということで、ちょっと本格的に取り入れてみることにしました。今回は、その最初の一歩を踏み出してみた体験を、ゆるっと綴ってみたいと思います。

そもそもFODMAPって?

まず、ざっくりとだけ。FODMAPとは、Fermentable(発酵性)・Oligosaccharides(オリゴ糖)・Disaccharides(二糖類)・Monosaccharides(単糖類)・And(そして)・Polyols(ポリオール)の頭文字をとった言葉。要するに、消化しづらい糖質の総称だそう。

このFODMAPに分類される成分は、小腸で吸収されにくく、大腸で発酵してガスを発生させたり、水分を引き込んだりして、お腹に不調をもたらすことがあるのだとか。特に、過敏性腸症候群(IBS)を抱えている人は、このFODMAPに敏感なことが多いらしいです。

正直、最初は「糖質を控えるってこと?」くらいの理解だったけど、実際はもっと繊細。グルテンフリーや糖質制限とはまた違うアプローチで、腸にやさしい食べ方を模索する、そんな感じに近いのかなと思います。

はじめての低FODMAP生活、どうやった?

いきなり「FODMAPを避けよう」と思っても、最初は正直難しいです。というのも、避けるべき食材がとにかく多い。

例えば、玉ねぎ、にんにく、小麦、乳製品、りんご、はちみつ…などなど。和食にも洋食にもよく使われている食材が目白押しで、これを全部排除するとなると、日々のごはん作りが一気にパズルのようになります。

そこで私がとったのは、「完全に避ける」ではなく「減らしてみる」というスタンス。例えば、玉ねぎの代わりにねぎの青い部分を使ってみたり、パンをグルテンフリーの米粉パンに変えてみたり。コーヒーのミルクをアーモンドミルクにしてみる、そんな小さなことからスタートしました。

最初の1週間は、ちょっと戸惑いもありました。レシピ検索をするたびに「これはOK?NG?」と確認したり、スーパーで原材料をじっくり読むクセがついたり。でも、3日目くらいから徐々に変化を感じ始めたんです。

体調に起きた小さな変化たち

一番最初に感じたのは、お腹の「張り」が減ったこと。夕方になるとパンパンに張っていたお腹が、ふわっと楽な感覚に変わったんです。

そして、便通も少しずつ安定してきました。劇的な変化ではないけれど、「あ、今日はなんとなく調子いいかも」って日が増えてきて、その積み重ねがとても嬉しく感じました。

もちろん、全てがFODMAPのせいだったとは言い切れません。でも、自分の体に合った食べ方を少しずつ探していく中で、「こうすれば楽になるかも」という選択肢を持てたことが、すごく心強かったです。

ゆるく、でも丁寧に向き合うこと

「低FODMAP食」と聞くと、なんだか厳格で大変そうなイメージを持ってしまいがちだけど、実際に取り組んでみて思ったのは、完璧を目指さなくてもいいんだということ。

少しだけ避けてみる。反応を見てみる。また食べてみる。そうやって自分の体と対話していくような感覚でした。毎日のごはんが、ただ栄養を摂るだけじゃなくて、自分を知るための時間になる。そんな風に思えるようになったのが、一番の収穫だったかもしれません。

それに、低FODMAPだからといって、味気ない食事ばかりじゃないのも新しい発見でした。シンプルな塩味のスープや、玄米と野菜のワンプレート、グルテンフリーのパスタにオリーブオイルをかけて食べるのも、思ったよりずっと美味しい。むしろ、素材の味に敏感になって、食べることがより楽しくなった気がします。

これからも、私なりのやり方で

まだ始めたばかりで、知識も経験も浅いけれど、「低FODMAP食」という選択肢を知ったことで、自分の体への関心がぐっと高まりました。日々の中で、なんとなく不調を抱えている人って、案外多いのかもしれません。

そんな時に「これ、試してみる価値あるかも」と思える方法があるだけで、気持ちが少し前向きになる。私はこれからも、ガチガチにルールを守るのではなく、自分のペースで、ゆるく取り入れていけたらいいなと思っています。

心地よい毎日をつくるのは、いつだって小さな選択の積み重ね。その一つとして、低FODMAP食というアイデアを取り入れてみるのも、悪くないかもしれません。

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です