しとしとと降り続く雨、重たく感じる空気。梅雨の季節は、なんとなく気分が沈みやすかったり、頭が重かったり、身体がむくみやすかったり…。ただでさえ不安定なこの時期に、PMS(月経前症候群)が重なると、「もう無理かも…」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。
PMSは女性ホルモンの変化によって起こるものですが、実は「天気」や「気圧」の影響も少なからず関係しています。特に梅雨時期は気圧が低くなる日が続くため、自律神経が乱れやすく、PMSの症状が悪化しやすいとも言われています。
気象病研究で知られる医学博士・佐藤純氏によると、「気圧の低下は、自律神経のうち副交感神経を優位にしすぎてしまい、体調不良や情緒不安定の原因になりやすい」とのこと(参考:日本気象協会 tenki.jp)。
まずは「気づくこと」から始めよう
体や心の不調を感じたとき、「私だけ?」と思いがちですが、実は多くの女性が似たような不快感を経験しています。まずはその変化に気づくこと、自分の周期や心身の傾向をやさしく見つめることが、PMSと上手に付き合う第一歩。
おすすめなのは、体調記録アプリや手帳で「気分・体調・天気」を一緒にメモすること。雨の日に気分が落ち込みやすい、自分のPMSが始まるタイミングなど、数値では測れない“なんとなく”の違和感も記録していくことで、自分だけの傾向が見えてきます。
梅雨×PMSのセルフケアTips
「この時期はしょうがない」と割り切ることも大切。でも、できることを少しずつ試してみるのも、自分を大切にする時間になります。ここでは、梅雨時期におすすめのセルフケアをいくつかご紹介します。
- 温かい飲み物で内側からリラックス:ハーブティー(カモミール、レモンバーム、ラズベリーリーフなど)はPMSの緩和に効果があると言われています。朝の1杯をルーティンにしてみて。
- お風呂は「ぬるめ+長め」で副交感神経を整える:38〜40度のお湯に15分ほど浸かると、深いリラックス効果が得られます。アロマオイルを数滴たらして、香りの力も味方に。
- やさしい運動で血流促進:ヨガやストレッチ、散歩など無理のない運動は、ホルモンバランスや気分の安定にも◎。雨の日は自宅で動画を見ながらでもOK。
- スマホ断ちで脳を休める:SNSやニュースの情報過多は、PMSのイライラを増幅させがち。夜は意識的にスマホを離れて、自分と向き合う静かな時間を。
食べ物の力も味方に
梅雨のだるさやPMSの症状を和らげるには、食事の見直しもポイントです。ビタミンB6、マグネシウム、カルシウムなどはPMSの症状を軽くしてくれる栄養素として知られています。
たとえば、バナナ、玄米、ナッツ類、豆腐、青魚などを意識して取り入れてみるのもひとつ。ついチョコやスナック菓子に手が伸びがちなときほど、体が本当に欲しているものに気づけるように心がけたいですね。
完璧じゃなくていいから、「私なりの対策」を
すべてをコントロールするのは難しいけれど、「自分をいたわる」って、意外とそれだけでPMSの波が少し穏やかになることもあります。天気も気分も、毎日ちょっとずつ違って当然。今日はどんな自分と向き合えるだろう、とやさしく問いかけるだけで、心は少し軽くなります。
梅雨の空の下、自分を知るヒントがきっと見つかるはず。無理せず、焦らず、心地よい季節の過ごし方を探していきましょう。

